3分30秒で読めます! 運営支援ブログ&社労士ブログの短縮版(2026年7月26日~8月1日)
「一般社団法人あい和学童クラブ運営法人」と「あい和社会保険労務士事務所」では、それぞれ「運営支援ブログ」と「社労士ブログ」で、放課後児童クラブ(いわゆる学童保育所)全般に関して提言や意見を行っています。2026年7月26日から8月1日まで掲載した両ブログ(運営支援ブログ、社労士ブログ)の内容をご紹介します。興味がそそられるテーマがございましたら、ぜひその日のブログをご高覧ください。
※基本的に運営支援ブログと社労士ブログでは、学童保育所について「放課後児童クラブ」(略して児童クラブ、クラブ)と記載しています。放課後児童クラブはおおむね学童保育所(ただし放課後児童健全育成事業を行っている施設に限る)と同じです。
・わたくしはかねて問題視してブログに書いていますし、拙著「知られざる学童保育の世界」でも書いていますが、児童クラブでこどもが待機児童となると、こどもの留守番が不安という世帯では結局のところ母親(ほとんどの場合、女性)がフルタイムの仕事を退職したり、フルタイムからパートタイムの仕事に転職したりする選択を迫られることが多い。それはまさに今回の毎日新聞の記事が伝える内容と基本的に一致です。こどもが家にいる理由が、不登校での在宅であるか、児童クラブの待機による放課後や長期休業期間中の日中の在宅であるかだけが違うだけで、「こどもが安全安心な場所で過ごせない」状態が、「保護者、それは事実上母親が、仕事を辞めたり替えたりして在宅時間を延ばさざるを得ない選択に追い込まれる」という構図は同じです。結局、児童クラブの待機児童や行き渋りによるしわ寄せは母親である女性のキャリア中断と、世帯所得の減少という形で子育てに悪影響を及ぼす可能性が高まるのです。(7月27日・運営支援ブログ)
・「児童クラブでの昼食提供は、こどもが健康に育つうえで必要な取り組みであり、児童クラブにおける放課後等児童の健全育成には、昼食及び補食としての間食の提供も含まれる」と明確に位置付けること。その上で、児童クラブでの昼食提供は「家庭環境等で食事面における具体的な支援が必要な児童に対する児童福祉上の措置を最優先に、児童クラブを利用する全児童への健康育成として必要なものである」とするべきです。現状、児童クラブの昼食提供は保護者の利便性向上、保護者の負担軽減が主たる目的とされてきたようにうかがえます。しかしコペルニクス的転回が必要です。「保護者の負担軽減」を主たる目的としての児童クラブ昼食提供では、本当に食事の援助が必要な世帯のこどもに、児童福祉の恩恵がもたらされにくい状況になると、わたくしは考えます。(7月28日掲載・運営支援ブログ)
・ミニブログです。熊本で震度7の地震があり、甚大な被害となっています。10年前に続いての震度7です。日本どこでも大地震に襲われるのです。児童クラブでもすぐに防災減災の取組を確認しましょう。点検や訓練はクラブや運営主体の実情に合わせておこなってください。見落としがちなのは、通信手段の機能不全による状況下での、保護者との連絡の取り合い方です。スマホに連絡アプリを入れているから大丈夫、ではなくて、非常時用の通信ネットワーク確立に至る数時間の間で連絡が必要な場合に備えて、どういう連絡方法があるか考えておきましょう。(7月29日掲載・運営支援ブログ)
・ミニブログです。こども家庭庁が、教育保育施設での事故件数を公表しました。児童クラブでは1件の死亡事故が報告されています。死亡事故や後遺症をもたらすけが、事故を児童クラブでは起こしてはなりません。一方で、児童クラブでは、こどもが遊びを通じて成長していくことを保証する事業という性質から、遊びに伴ってこどもがけがをすることは、避けられません。わたくし萩原は、「児童クラブでの事故やけがは、どうしても起こる。こどもがけがをすることをゼロにすることは、まともな児童倶楽部であれば不可能」と言い切ります。もちろん、その「事故やけが」には、死亡事故や意識不明になる、あるいは後遺症が出てしまう事故やけがは、含みません。起こしてはならないからです。しかし、治療に数か月かかってしまうような重傷であっても、「こどもが普通に遊んでいた結果、起きてしまう」ことは、ありえます。つまり、児童クラブはこどもが遊んですごす、種々の活動を行うことで、事故やけがが起きてしまう要素をもともと含んでいる。その起きてしまう事故やけがの中で、死亡事故や意識不明になる事故、後遺症が生じる事故やケガは絶対に起こさない心構えで、システムとしてそのような重大重篤な事故やけがを起こさない仕組み、起きそうになっても回避する仕組み、不幸にも起きてしまったならその直後に発見して迅速に被害回復治療に取り組み影響を極限まで軽減する仕組みを、取り入れることが必要だということを、運営支援は主張しています。(7月30日掲載・運営支援ブログ)
・児童クラブ職員がこどもと口論して、平手打ちをしたという報道がありました。確かに、カッとなってしまうことがある児童クラブの仕事ですが、暴力行為は論外です。それは絶対に許されない行為です。理由がどうあれ、暴力行為に及んではなりません。胸ぐらをつかむとか、髪の毛を引っ張る、踏みつけるということも絶対にダメ。児童クラブの職員が、こどもに対して暴力行為、不適切な行為は絶対にしてはなりません(もちろん職員に対しても、ですが)。どんな事情があろうと、暴力や暴言はダメです。「では職員はずっとサンドバッグになれ、ということか」という反論が現場から届きますが、育成支援を生業としている者であれば本来、そのようなことは言いません。「単にこどもを預かっている」意識で働いている者なら別ですが。(7月31日掲載・運営支援ブログ)
・このたび、こども家庭庁が追加で熱中症対策を呼び掛ける通知をしました。「注意喚起」「念には念を入れよ」において正しいですし、良かったことと運営支援は評価します。評価しますが、そこに書かれている内容は、およそまっとうに運営している児童クラブや、こどもの体調管理をしっかり職務として捉えている、ごく普通の放課後児童支援員であれば、とっくに実践していることです。「まっとうではない」運営をしている児童クラブへの呼びかけであり、「国は児童クラブの熱中症対策に取り組んでいますよ」というアピールが大事なのは分かりますが、隔靴掻痒です。児童クラブの熱中症対策で本当に現場が求めているのは簡単なこと。「熱中症リスクが低い室内環境が実現できる、児童クラブ施設の整備提供」であり、「熱中症リスクを気にせずこどもが活動できる環境の準備提供」を、国が率先して実現できる形を提供することです。(8月1日掲載・運営支援ブログ)
New!☆
こども性暴力防止法に関する諸課題を5人の弁護士が各々の専門分野に関して紹介、説明するYouTubeチャンネル「こどもを守る弁護士チャンネル」。第4回が2026年6月30日に配信されました。放課後児童クラブの運営に関わってきた鈴木愛子弁護士が「こども性暴力防止法がもたらすこどもの被害申告に適切に対応できるか」をテーマに関して丁寧に説明しています。 まずは動画をぜひご覧ください。わたくしの著書「知られざる<学童保育>の世界」も紹介されています。
https://youtube.com/live/9q8xzkgs7wo?si=dr06eChxK1Jgov5T
第5回は7月19日(日曜日)15時から、すでに施行されている「児童生徒性暴力防止法」における調査の解説です。話し手:飛田桂弁護士、聴き手:嶋崎量弁護士、鈴木愛子弁護士、野田隼人弁護士、三輪記子弁護士。
第3回(2026年6月11日)は、鈴木愛子弁護士がメインスピーカーとして「こども性暴力防止法がもたらす「人手不足の加速」とその構造的リスク」とのタイトルで、人材確保に関する懸念を取り上げています。内容は放課後児童クラブ限定ではなくて法制度全般にわたるものですが、とりわけ放課後児童クラブで働く人、運営する人そして管理する行政パーソンには必見必聴の内容です。https://www.youtube.com/watch?v=ZVafKTKe204 を、ぜひクリックしましょう。
第2回(2026年5月30日)が、こども性暴力防止法の「Q&A」を読み解くとして、【弁護士が読む❗️こども性暴力防止法Q &A】のタイトルで配信されています。メインスピーカーは三輪記子弁護士、聞き手は嶋﨑量弁護士です。
https://www.youtube.com/watch?v=XtTCNTDBLLo
第1回(2026年5月16日)は「こども性暴力防止法を考える」です。
https://www.youtube.com/watch?v=uUlx8XaKMso&t=4324s
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※こども性暴力防止法がもたらす、構造上の課題問題について、法律家がとても分かりやすく解説する記事が「アエラキッズプラス(AERAKidsPlus)に掲載されました! 解説はもちろん、鈴木愛子弁護士です。こどもを性暴力から守るための重要な法制度だからこそ、実は逆説的にこどもや運営事業者が追い込まれてしまう可能性を分かりやすく説明されています。ぜひぜひ、記事を読んでください! 実に分かりやすいですよ!
「本当に性犯罪を防げる?」学校や学童保育、放課後子供教室も対象になる「日本版DBS」に、現場から懸念の声…【弁護士が解説】 | AERA with Kids+
〇2024年3月19日から始めた全国放課後児童クラブデータベースですが、最後となる埼玉県蕨市まで到達し、1巡目が終了しました。2025年9月から2巡目に突入しています。2巡目の確認事項は特設ページで順次、掲載していきます。また、2巡目の調査で新たに確認したデータは、1巡目の投稿記事に反映させていきます。更新頻度がかなり遅くなっていますが、2026年8月1日時点で、「山梨県忍野村」まで進んでいます。
※ここまで3分半!
(お知らせ)
〇弊会は、次の点を大事に日々の活動に取り組んでいます。
(1)放課後児童クラブで働く職員、従事者の雇用労働条件の改善。「学童で働いた、安心して家庭をもうけて子どもも育てられる」を実現することです。
(2)子どもが児童クラブでその最善の利益を保障されて過ごすこと。そのためにこそ、質の高い人材が児童クラブで働くことが必要で、それには雇用労働条件が改善されることが不可欠です。
(3)保護者が安心して子育てと仕事や介護、育児、看護などができるために便利な放課後児童クラブを増やすこと。保護者が時々、リラックスして休息するために子どもを児童クラブに行かせてもいいのです。保護者の健康で安定した生活を支える児童クラブが増えてほしいと願います。
(4)地域社会の発展に尽くす放課後児童クラブを実現すること。市区町村にとって、人口の安定や地域社会の維持のために必要な子育て支援。その中核的な存在として児童クラブを活用することを提言しています。
(5)人々が安心して過ごせる社会インフラとしての放課後児童クラブが充実すれば社会が安定します。経済や文化的な活動も安心して子育て世帯が取り組めます。それは社会の安定となり、ひいては国家の安定、国力の増進にもつながるでしょう。
放課後児童クラブ(学童保育所)の運営支援は、こどもまんなか社会に欠かせない、あらゆる児童クラブを応援しています。
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運営支援からの書籍第2弾として、放課後児童クラブを舞台にした小説「がくどう、序」を発売しました。埼玉県内の、とある町の学童保育所に就職した新人支援員が次々に出会う出来事、難問と、児童クラブに関わる人たちの人間模様を、なかなか世間に知られていない放課後児童クラブの運営の実態や制度を背景に描く小説です。新人職員の成長ストーリーであり、人間ドラマであり、児童クラブの制度の問題点を訴える社会性も備えた、ボリュームたっぷりの小説です。もちろんフィクションですが、リアリティを越えたフィクションと、自信を持って送り出す作品です。残念ながら、子どもたちの生き生きと遊ぶ姿や様子を丹念に描いたハートフルな作品ではありません。大人も放課後児童クラブで育っていくことをテーマにしていて、さらに児童クラブの運営の実態を描くテーマでの小説です。児童クラブの運営に密接にかかわった筆者だからこそ描ける「学童小説」です。ドラマや映画、漫画の原作にも十分たえられる素材だと確信しています。ぜひ手に取ってみてください! (https://amzn.asia/d/3r2KIzc)
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「放課後児童クラブ(学童保育所」)用語辞典・運営支援版の掲載を始めました。運営支援の独断と偏見による、運営支援流の「児童クラブの業界でよく使われることば」の紹介です。「児童クラブでのあそび」について現場の支援員や保護者の皆様からの投稿をお待ちしています。弊会までメールでお送りください。
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「あい和学童クラブ運営法人」は、学童保育の事業運営をサポートします。リスクマネジメント、クライシスコントロールの重要性をお伝え出来ます。子育て支援と学童保育の運営者の方、そして行政の子育て支援と学童保育担当者の方、議員の方々、ぜひとも子どもたちの安全と安心を守る場所づくりのために、一緒に考えていきましょう。セミナー、勉強会の講師にぜひお声がけください。個別の事業者運営の支援、フォローも可能です、ぜひご相談ください。
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「あい和社会保険労務士事務所」は、放課後児童クラブ事業者様の経営の改善、事業運営の効率化、また児童クラブで働く人たちや運営に関わる保護者(会)の雇用労働条件や運営ノウハウのより良い改善のために、専門的な見地で助言、アドバイスを行います。また、中小企業様の労務関係の改善にご尽力いたします。児童クラブの方、埼玉県内の中小企業の方はぜひとも顧問契約をご検討ください。
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(ここまで、よくぞこの大変長いブログをお読みいただき誠にありがとうございました。少しでも共感できる部分がありましたら、ツイッターで萩原和也のフォローをお願いします。フェイスブックのあい和学童クラブ運営法人のページのフォロワーになっていただけますと、この上ない幸いです。よろしくお願いいたします。ご意見ご感想も、お問合せフォームからお寄せください。出典が明記されていれば引用は自由になさってください。この運営支援ブログも投稿記事数が1,400を超えました。選りすぐりの投稿を出版してくださる出版社さん、どこかにいらっしゃいませんかね。マニアックなブログですが連日、数百から1,000前後の閲覧はありますよ!)


